やま庭のワインを造るにあたり、色々とワインについての本を読みあさったり調べたりしました。
          そこでわかったワインのこと、葡萄栽培のことを踏まえて私なりに想うことともにオリジナルワインの醸造についてお伝えします
          
葡萄を潰してジュースにすると、自然界にいる酵母という微生物たちがジュース中の糖分を発酵によりアルコールと二酸化炭素に変えて出来る液体です。
          乱暴に言えば、葡萄を潰してほっとけば勝手に出来てしまうとも言えそうです。
          
          しかしジュースをほっておいて美味しいワインになるか?というとそれは難しく、
          どうしても作り手の技術が必要になってきます。
          ・どんな酵母をつかうのか?
          ・雑菌を混入させない工夫
          ・温度は?
          ・ろ過のタイミングや回数
          ・樽の熟成技術
          ・瓶詰めの時期
          
          等の様々な条件を目指したワインに最適になるように作り手が決定して美味しいワインが出来上がります。
          
先ほど書いたようにワインを造るには作り手の様々な決定と作業の賜物なのですが、味の本質というのは結局は原料が葡萄だけなので葡萄によって決まると思います。
          昔ウヰスキーのCMでありましたが何も足さない、何も引かないのがワイン造りであれば、醸造家は葡萄の持つ品質以上のワインは作りだせないということになります。
          
          しかし、何度も言うように醸造をおろそかにしていい訳ではなく、いい葡萄とその葡萄を最大限に引き出す醸造技術が合わさって最高のワインが出来上がるのではないでしょうか。
オリジナルワインは葡萄作りは当農場が行い、醸造に関しては長野県伊那市の伊那ワイン工房さんにお願いして委託しています。
          
          自社で醸造しないというのは、
          酒税法の関係で当農場が酒造免許を取得するのはハードルが高いという理由が一つありますが、そもそもワイン造りのイロハがわからないという理由の方が大きいです。
          そして残念ながら、ブログ「委託醸造のこと」でも書きましたが私達は植物のプロ集団ではありますが、醸造のプロではありません。
          ・・・今のところ醸造は将来の課題です。
          
          ところで、伊那ワイン工房の社長の村田さんは大手会社で長年醸造に携わってきたそうです。そして50歳を過ぎてワイナリーを独立開業されました。
          村田さんいわく、私は醸造のプロであって、葡萄栽培はプロじゃないから醸造だけしかやらないワイナリーだそうです。
          
          素晴らしいじゃないですか!(^^)!
          
          そんなことからお願いしたエル・グリーンファームと伊那ワイン工房さんのタッグです。
          


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